沿革・概要

沿革 ↓年表 ↓概要 ↓施設認定 ↓関連施設

沿革

当院について 今から約400年の昔、元亀年間この地に森与エ門盛景が医を業として中興して以来、森家は代々名医として知られていた。明治20年に、森正道という医師が先代森玄栓の養子として迎えられた。森正道医師は、明治30年羽津病院を創設した。同氏は内科及び外科医学を研究するために2回ドイツに留学し、明治42年医学博士の学位を授けられた。

帰国後夜盲症や脚気が栄養不良に起因することに気づいてビタミンの研究を進め、また俗称小町病(膣欠損症)のため森式造膣術を創始するなど内科、外科、婦人科と多額域にわたって患者の治療に画期的な業績をあげた。病院の名声は次第に高まり診療を請うもの遠く県外からも集まり門前市をなすほどの盛況を呈するに至った。同医師没後、森玄栓氏が引継いだが、同氏は医師ではなかったので、第二次世界大戦による医師不足などにより存続不可能になっていたところ、昭和20年5月31日、同氏から厚生省が買収した。当時70床(一般60床、伝染10床)であった。同年6月1日厚生省はこれを日本医療団三重県支部に経営を委託、産業戦士の診療を目的として開設した。

これが全国社会保険病院の第1号病院として一歩を踏み出した嚆矢となった。その後終戦となり、昭和22年5月31日に日本医療団の解散に伴い、厚生省内の財団法人社会保険協会の直営病院に移管、名称を社会保険羽津病院として再発足した。これが社会保険病院の第1号である。その後、昭和28年4月1日、経営が三重県社会保険協会に移管されたが、昭和33年9月社団法人全国社会保険協会連合会(全社連)に統合、平成26年4月1日に独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)に再統合され、四日市羽津医療センターとして、今日に至っている。

この間,結核患者の減少に伴い一般病院として模様替えを行い施設の整備、診療科の増設などにより昭和44年2月に総合病院の承藩を受けた。当院は四日市市の北部を主な診療圏としているため住宅、道路などの開発が目覚ましく、患者の増加が見込まれるため、昭和48年6月1日人工腎センターを開設、昭和53年度より健康管理センターが発足し、地域住民や被保険者の疾病予防に三重県下をくまなく健診バスが走っている。

昭和58年3月より病床250床に増床された。平成2年健康管理センター棟が完成、平成26年、四日市社会保険病院から四日市羽津医療センターに改称、その後別表のごとく変遷を重ねて現在に至っている。病診連携も大切にしているので、近隣の開業されている先生方からのMRI、CT等の依頼も多く、平成18年には PETも導入され、糖尿病センター・脳神経内科も開設され、更なる飛躍を期待される。

年表

明治30年 四日市社会保険病院の前身である羽津病院を設立
昭和22年5月 社会保険病院の第一号として、社会保険羽津病院となる
昭和44年2月 総合病院の承認
昭和48年6月 透析センターを設立
昭和53年 健康管理センターを設立し細々と営業開始
昭和59年4月 現在の病院棟新築完成
平成2年3月 健康管理センター棟新築完成
平成7年3月 MRI導入
平成8年4月 社会保険羽津病院から四日市社会保険病院に改称
平成8年5月 介護老人保健施設「サンビュー四日市」を併設
平成9年4月 神経内科の開設
平成9年7月 皮膚科の開設
平成10年3月 大腸肛門病IBDセンターを設立
平成12年10月 病院機能評価機構認定証取得Ver2.0
平成13年4月 地域連携室「すずらん」を開設
平成15年6月 女性外来開設
平成17年4月 医療安全室及びメデイエーション室ウインウイン開設
平成18年3月 病院機能評価受審Ver5.0
PET装置導入
平成18年5月 糖尿病センター開設
平成18年12月 院内保育所「こあらんど」開設
平成19年5月 MRI更新
平成20年5月 64列マルチスライスCT導入
平成20年7月 病院内コンビニエンスストア開設
平成20年9月 特殊血液洗浄室開設
平成20年10月 320列マルチスライスCT導入
平成21年4月 電子カルテシステム導入
平成23年4月 病院評価機構認定証取得 Ver6.0
平成24年1月 三重県がん診療連携推進病院認定
平成24年1月 訪問看護ステーション開設
平成24年6月 地域医療支援病院認定
平成25年12月 災害医療支援病院指定
平成26年4月 四日市社会保険病院から四日市羽津医療センターへ改称
平成27年4月 地域包括ケア病棟、ハイケアユニット病床開設
平成30年4月 病院評価機構認定証取得 3rdG:Ver.1.1
平成30年5月 脳神経内科の開設(神経内科より名称変更)
平成31年3月 電子カルテシステム更新

概要

設立 平成26年4月
規模 建築面積:3,696㎡
建床面積 14,786㎡
病床数 226床
外来患者数
(2023年度)
平均外来患者数 470.4名/日
入院患者
(2023年度)
平均入院患者 131.4名/日(病床稼働率 75.4%)
平均在院日数
(2023年度)
平均在院日数 11.6日
手術件数
(2023年度)
手術件数 3,236件 (麻酔科管理症例 453件)
構成職員 医師、薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、臨床工学技士、視能訓練士、歯科衛生士、心理療法士、保健師、看護師、准看護師、社会福祉士、事務職、介護福祉士、療養介助職(介護員、看護助手)、技能職(調理師、ボイラー技士、運転手、その他)
常勤医の人数
(2023年4月1日現在)
医師数47名
常勤医師構成
(2020年4月1日現在)
内科 22名(初期研修医 11名含む)、脳神経内科 1名、循環器科 2名、外科10名、
整形外科 3名、小児科 1名、婦人科 1名、眼科 1名、泌尿器科 2名、麻酔科 3名、
病理診断医 1名、放射線科 1名、健康管理センター 4名
診療科目 内科、消化器内科、糖尿病・内分泌内科、脳神経内科、循環器内科、外科、消化器外科、肛門外科、緩和ケア外科、肝胆膵外科
整形外科、小児科、婦人科、眼科、泌尿器科、麻酔科、病理診断科、放射線科、耳鼻咽喉科、
皮膚科、精神科(婦人科専門)、リウマチ科
糖尿病センター、大腸肛門病センター、IBDセンター、内視鏡センター、透析センター、リハビリテーションセンター、結石破砕センター

施設認定

1.日本内科学会認定医制度教育関連病院
2.日本糖尿病学会認定教育施設
3.日本内分泌学会教育認定施設
4.日本消化器内視鏡学会専門医制度指導施設
5.日本消化器病学会専門医制度認定施設
6.日本肝臓学会認定施設
7.日本透析医学会教育関連施設
8.日本腎臓学会研修施設
9.日本循環器学会認定循環器専門医研修施設
10.日本外科学会外科専門医制度修練施設
11.日本大腸肛門病学会専門医認定施設
12.日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設
13.日本臨床肛門病技能認定施設
14.日本乳癌学会認定医・専門医制度関連施設
15.日本整形外科学会専門医制度研修施設
16.日本泌尿器科学会専門医教育施設
17.日本眼科学会専門医制度研修施設
18.日本麻酔科学会麻酔科認定施設
19.日本病理学会研修登録施設
20.日本臨床細胞学会施設認定
21.日本乳がん検診制度管理中央機構マンモグラフィ検診施設
22.日本人間ドック学会人間ドック健診専門医研修施設
23.National Clinical Datebase NCD施設
24.日本医療薬学会研修施設
25.日本医療薬学会がん専門薬剤師研修施設
26.臨床検査技師臨床実習指定施設
27.診療放射線技師臨床実習指定施設
28.薬学生実務実習受入施設
29.臨床研修指定病院
30.地域医療支援病院
31.災害医療支援病院
32.三重県がん診療連携病院指定
33.三重県難病診療協力病院
34.日本医療機能評価機構認定施設
35.日本神経学会専門医制度教育関連施設
36.日本炎症性腸疾患学会指導施設

関連施設

関連施設 お問い合わせ先

四日市羽津医療センター
〒510-0016三重県四日市市羽津山町10番8号
TEL:059-331-2000(代)
FAX:059-331-0354(代)

四日市羽津医療センター 地域連携室すずらん
〒510-0016三重県四日市市羽津山町10番8号
TEL:059-331-6003
FAX:059-331-6004

四日市羽津医療センター 健康管理センター
〒510-0016三重県四日市市羽津山町10番8号
TEL:059-331-1211
FAX:059-331-0535

四日市羽津医療センター附属介護老人保健施設
〒510-0016三重県四日市市羽津山町10番8号
TEL:059-334-3388
FAX:059-334-3377

四日市羽津医療センター附属訪問看護ステーション
〒510-0016三重県四日市市羽津山町10番8号
TEL:059-331-6044
FAX:059-331-1555