泌尿器科

診療・各部門

担当医

診療内容

【尿路結石】
当院の特徴と致しましては、エコー、CTを確定診断に積極的に用いることが挙げられます。これにより他の合併症の検索、腎実質の状態の把握 も可能です。腎機能の評価はDMSAレノグラムを用いております。そして、何よりもでき得る限り早く治療に移行することを第一に考えております。治療に関しましては、可能な限り外来でESWL(体外衝撃波結石破砕術)を行い、不可能な症例でも内視鏡治療を中心に『切らずに治す』ことを特徴としております。 外来ESWL初回治療での治癒率は、63.5%です。また経尿道的尿管結石砕石術(TUL)においても多くの経験症例数があり、良好な治療成績となっています。(私が 当院に赴任致しまして約25年になりますが、結石で開放手術を行った患者さんは0例です。)

【尿路悪性腫瘍】
当院には放射線治療機器が無いため、診断がついた時点で、必要な場合には、愛知県立がんセンター、市立四日市病院、三重県立総合医療センター、三重大学医学部附属病院等に積極的に紹介させていただいております。

【その他の疾患】
その他の疾患に関しましてもスタンダードな診断治療を行っておりますし、当院で対応不可能又は明らかに他院を受診した方がメリットがある場合には、積極的に紹介させていただいております。

実績

■2019年度の実績
当科に於ける治療対象疾患の中心は尿路結石及びそれに合併する疾患(感染、腎後性腎不全等)であり、多くの経験症例数があり、良好な治療成績となっています。

●ESWL(体外衝撃波結石破砕術)
・新患数  :381件
・総破砕数 :656件
・紹介件数   :232件(紹介率60.9%)
・初回での治癒率:64.3%
hinyokika-zisseki2019

●経尿道的尿管結石砕石術(TUL):59件