認定看護師を知ろう

診療・各部門

認定看護管理者:牧野 真美

当院は、地域の中核病院としてだけでなく、併設する介護老人保健施設や居宅支援事業、健康管理センター、訪問看護ステーションなどの機能を統合し、予防医学から在宅医療に至るまで切れ目のない支援を提供しています。病院理念である「良質で安全・患者中心のゆとりのある医療・福祉の提供と保健予防活による健康増進への貢献」を目指して、地域住民の皆さんに「看護」で選ばれる医療機関でありたいと取り組んでいます。自身の役割として、質の高い看護サービスを提供できるよう組織内の部署や人に働きかけを行い、組織の発展に努めるよう活動しています。

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感染管理認定看護師:法山 志穂

感染症はたくさん存在していて、細菌やウイルスは目に見えない為いつ感染してしまうか分からない厄介なものです。病院においては、入院したり治療・手術を行ったり、元々の病気で免疫力が低下することで人は感染しやすい状態になります。そのような患者さんが感染から身を守れるように、当院では感染制御チーム(Infection Control Team:ICT)や感染リンクナース委員会を通じて、院内感染の情報を共有したり、早期に対策を立てて実践することで、感染や感染拡大の防止に努めています。これからも患者さんが安全にかつ安心して入院や治療ができ、また職員が安心して働くことができるような職場環境を整えられるように活動していきたいと考えています。

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糖尿病看護認定看護師:平岡 めぐみ

糖尿病をもつ人を「社会や家族の一員として生活している人」と捉え、生涯にわたり糖尿病とうまく付き合いながらその人らしく生活していくことをお手伝いしていくためのパートナーとして活動するのが糖尿病看護認定看護師です。一人ひとりを身体・心理・社会的側面から幅広く捉え、その人のよりよい人生を共に考えつつ生活の中での食事・運動・薬物療法を一緒に考えていきます。 また、糖尿病と診断されていない人たちにも、どのようにすれば糖尿病を予防できるか食習慣、運動習慣、ストレスマネジメント等の知識や方法を幅広く広めていくことも糖尿病看護認定看護師の役割と考え取り組んでいます。

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がん性疼痛看護認定看護師:山口 裕子

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がん患者さんでは、約70%の方が痛みを体験すると言われています。がん患者さんの体験する痛みは、身体的な苦痛だけでなくこころや社会生活にも大きな影響を及ぼします。がん性疼痛看護認定看護師は、治療期から終末期に至るまで、適切に身体状況をアセスメントし、鎮痛剤の評価と疼痛緩和に対する看護ケアを提供します。患者さんやご家族に寄り添いながら、それぞれの患者さんに最も適した緩和がはかれるよう、患者さんとご家族のQOL(生活の質)の向上を目指します。

訪問看護認定看護師:東川 亜依子

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訪問看護とは、病気や障害を持っていようとも住み慣れた地域、我が家で自分らしい生活を送りたいと願う方々を支援するサービスです。サービスの内容は病状の観察から身体の保清、食事や排泄の援助、リハビリ、在宅酸素などの医療機器の管理、認知症ケア、がん末期などを含む終末期ケア、その他ご家族様の介護相談の対応と幅広いサービスを提供させていただいております。訪問看護師が利用者様のお宅に訪問し、医師の指示のもと関係職種と連携をとりながら在宅療養を総合的に支援いたします。在宅での生活は病状の進行による苦痛や将来の不安、介護疲れなど様々な問題が生じてきます。それでも自分らしく納得のいく生き方をしたい、そんな思いを大切にしながら地域の方々の生活のお手伝いをさせていただいております。

皮膚・排泄ケア認定看護師:櫻井 亜沙子

皮膚・排泄ケア看護(Wound Ostomy and Continence Nursing)とはストーマ造設や褥瘡及び排泄障害に伴い生じた問題やケア相談を専門的な視点からアセスメントを行い、個人に適した排泄管理や適切な皮膚ケアを実践・指導します。清潔、排泄は人間にとって基本的な生活行動であり、本人や家族が望むニーズに少しでも応じられるように、医師、担当看護師、栄養士、薬剤師、または地域医療に従事している方々と連携をとっています。より快適な日常生活を過ごしていただけるよう、専門的な観点からサポートができればと考えています。

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がん化学療法看護認定看護師:中村 吉孝

がん化学療法看護は、がん化学療法を受ける患者さんとその家族を支え、安全を守っていくことを使命としています。化学療法は複雑で不確実な部分も多くあります。その中で近年、化学療法の場は入院から外来へとシフトしています。その為患者さん及びご家族の方が病気を理解し、治療の副作用に対して予防・早期発見・対処を自宅でできる必要があります。私たちは患者さんの生活の視点から個別的、継続的なケアを提供し、患者さんのセルフケア能力を高めるように取り組んでいます。また、治療が安全に行えるように自主的な監査を継続して行い、安全で安心した治療が行えるように心がけています。

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救急看護認定看護師:伊藤 香菜子

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救急の場は、突然発生した病気やケガにより身体的・精神的危機状態にある患者さんが多くみえます。限られた情報の中で、患者さんに寄り添い、医師など多職種とチーム医療を行うことで、可能な限り早く危機的状態から脱するようサポートするのが救急看護であり、患者さんと同様に精神的な危機状態にある家族への援助も大切な役割です。
また、救急看護認定看護師として、活動の場を地域へと広げ、救命講習や応急処置・来る巨大地震に対する災害対策など様々な形で地域の健康を守る一助を担いたいと日々努力をしています。

認知症看護認定看護師:水谷 穂身

認知症看護認定看護師の役割は、認知症の人の『意思を尊重』し『権利を擁護』し、認知症の発症から終末期に至る病状の管理を行い、認知症の人にとって安心で安全な生活・療養環境が維持できるように調整していきます。
認知症の人や、そのご家族の不安な気持ちに寄り添い、多職種の方々と協働しながら安心して治療が受けられ、住み慣れた場所へ戻れるように地域にも貢献して行きたいと思っています。

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